今後の政治はどうあるべきかについて

今、日本の政治は非常に混迷を極めています。野田首相が政治生命を賭けるといった消費税増税法案に対し、自民、公明と野党の賛同を得ましたが、与党内の小沢元代表がこの法案に反対する、また離党も視野に入れるとして同調する議員をかき集めています。
 自民、公明が賛成すれば小沢元代表らの造反は法案否決にはならないが、54人以上が大量離党すれば与党は衆議院において過半数を構成できず、単独で法案を通すことが出来なくなり政治がさらなる混乱に陥ってしまいます。
 ここでのポイントは、この混乱は与党と野党の間にできたものではなく、与党民主党内にあるということです。
民主党は自民党を倒すことを目的に結党しました。数を集めるために政治理念を無視したため考えの幅が広すぎて党の理念である綱領をつくることさえできません。
よって、党内で何かを決めようとすると必ず反対するものが多く出てしまいます。思い出していただきたいのですが去年の今頃は菅首相を党内で下す動きが活発化し大きな混乱が生じました。このようなことを繰り返しています。これでは決める政治はできません。
では、我が自民党はどうか、自民党には綱領があります。ざっくりいえば「まずは自分の足で立ちましょう。それが出来なければ家族・友人・地域で支えあいましょう。それもできない場合には公の力で」「近代化・西洋化一辺倒ではなく日本らしい日本を創りましょうそのためには自主憲法制定をしなければならない」
私自身、自民党を選んだのはこの理念が日本を再生するには必要になると思ったからです。
しかし、自民党は政権に60年間ある間に理念による政治を推進するのではなく政権を維持することが目的となってしまいました。民主党ほど幅は広くはありませんが党の理念とは違う考え方も多く入っている。
よって自民党もなかなか物事を決めることが出来なくなっています。
二つの同じような党が同じような政策を出して議論しているためどうしても足の引っ張り合いのような議論しかできない、本来は各党の理念に基づきどうあるべきかについて議論を戦わせなければなりません。
どうあるべきかとは、内政においては「小さな政府なのか、大きな政府なのか」外交安全保障については「より自立をするのか、より他国との関係を強化するのか」といったような議論をしなければならないと思います。
この理念なき政局ばかりで何も決めることが出来ない政治から脱却しなければなりません。そのためには党は理念で集まらなければなりません。
政界再編は必須です。その兆候は見えています。このチャンスをとらえこの日本に必ず理念の政治を取り戻す。そのためであればいかなる困難があろうとも強い信念をもって行動することをお誓い申し上げます。

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