北朝鮮拉致問題を風化させてはならない

「継続は力」自由民主党では「北朝鮮拉致問題」を風化させないようにと平成16年から毎年6月にこの問題をテーマに一斉街頭演説を行っています。
では、まず「北朝鮮拉致問題」とは何なのか。
これは、北朝鮮という国家が主導するテロリズムです。中東でよくある市街地で爆弾を爆発させ何の罪もない人々の生命または自由を奪う行為と同じです。
1970、1980年代ごろ北朝鮮の工作員・土台人が何の罪もない人たちを誘拐し北朝鮮に連れて行きました。理由は韓国に対する工作活動を行うとき誘拐し教育した日本人を利用することが外交上有利だと考えたからと言われています。
拉致被害者として国が認定しているのは12家族17名、国は認定していないがその疑いがあるとする特定失踪者は数百人と言われています。
まだ皆さんの記憶にもあるかとは思いますが2002年、当時の小泉首相が訪朝して拉致被害者のうち5人を連れて帰ってきました。
一部の政治家、マスコミがそんな事実はないというキャンペーンを張っていて本当にいるのかどうかと私自身も疑っていました。当時自衛官でしたが「本当に拉致被害者は存在したのだ」と驚いたのを覚えています。
 残りの12名の方々については北朝鮮の発表では8名は死亡、4名は国境を越えていないという回答でした。ところが横田めぐみさんの例をとると、その死亡を発表しているときに帰ってきた5名のうちの一人の方が会っているそうです。よって残りの8名についても死亡していない可能性があり、それらは嘘である可能性が高いといえると思います。
 この問題はまだ今も続いており、たくさんの方々が異国の地である北朝鮮の暗い部屋の中で自由を奪われ、我々が迎えに来るのを待っているのです。
 解決するために一番必要なものは何か。それは国民の皆さんがまず関心を持つことです。日本は民主主義ですから、皆さん、たくさんの方々がこの問題を解決しようと思わない限り解決できないのです。
 皆さんには是非、この問題に正面から向き合う我々とともに戦っていただくことを切に願います。
 では、どうすれば問題を解決できるかについて私なりの考えを述べます。
北朝鮮は「拉致問題は解決済」としていおり、拉致被害者を自発的に返すとは考えにくいといえます。
ではどうするかそれは我々の手で取り返えすしかないのではないでしょうか。
まずは「どこで何をしているのか。どういう状態にあるのか」についての情報をとらなければなりません。あまりにも情報が少なすぎます。情報をとるためにはパイプが必要です。ですから、今の対北朝鮮外交を見直し圧力一辺倒ではなく時には支援するなどして繋がりを構築しなければなりません。それを戦略的なやる必要があります。
 このようなことは外務省の外交官がやっていましたがこれではだめです。情報のスペシャリストでなければできません。よってこれを育成し態勢を整えるためにも情報省を立ち上げるべきだと考えます。
  次に、その邦人を救出する態勢を構築しなければなりません。自衛隊がヘリコプターや航空機で飛んで行ってその邦人を救出することは現在の法律ではできません。国とは主権を有しています。主権とは我が国の国民を他国の都合でコントロールされないということです。これは少人数だからいいというものではありません。一人でも許すことはできないのです。このようなことでは国家とはとても言えません。今も異国の地で他国の都合によりその自由を奪われている日本人がいるのです。一刻も早くこれを救出するための国家として法整備を早急に行うべきです。
最後に、これらは自民党でなければできません。
民主党には拉致に大きくかかわったとされる辛光洙という大物スパイが逮捕された時、これを釈放すべき、そんなことは無かったと言って署名した議員がいます。それは菅元総理、千葉元法相、江田元議長です。彼らは民主党政権の中枢にいます。このような党には絶対にできません。
では、自民党はこれまで何をしてきたのか。自民党の中にもここまでとはいきませんが拉致解決を進めようとすると反対する議員がいたのです。しかし、自民党は下野をいたしました。これは自民党が「国民の皆さんの生命を守る」という保守政党として原点回帰する機会を国民の皆様に頂いたと思っています。
この機会をとらえ必ず原点回帰を成し遂げることをお誓い申し上げ閉めたいと思います。

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