防衛大臣人事について

野田改造内閣の田中防衛大臣が各メディアでの発言などで迷走しているようだ。
15日NHK番組で、自衛隊の海外での武器使用基準緩和と「武器輸出三原則」緩和を混同するなど安全保障に関する「素人」ぶりを露呈した。

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題でも、日米協議の内容を暴露しただけでなく、代替施設を年内に着工したいとの考えを表明。政府高官が着工時期に言及したのは初めてだが、番組後あわてて「そこまでは難しい」と軌道修正した。

前防衛大臣の一川氏は「素人」発言をはじめ防衛政策に精通しておらず普天間飛行場移設問題をはじめ防衛政策推進の妨げになることを理由に野党から問責決議を可決され事実上更迭に追い込まれた。

改造するからには以前の弱点を是正するというのがセオリーであろう。であるにもかかわらず、また「素人」をもってきた。
野田総理は田中氏の起用を含む今回の内閣改造について「まさに考えられるベストの布陣だ」と胸を張ったそうだが、また、野党からの集中砲火を浴び防衛政策の推進が遅れることは免れないだろう。

この改造の目的の目的は何だったのか。

民主党内に防衛政策通がいないわけではないが、なぜか田中氏を任命した。人事は指揮官の専権事項である。今度こそ総理の任命責任は免れない。

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剛史

佐藤正久さんのツイートを見てここに訪問させて頂きました。
寒風の中の辻立ち・地元活動に本当に頭が下がります。

中谷さんのホームページも拝見させて頂きましたが
国防や小さな政府に対する考え方に同感です。

あのような防衛大臣達を見るにつけ
中谷さんや佐藤さんのような方こそが
ますます日本に必要とされていると痛感しています。


田中角栄も好んで引用していた、
海軍中尉・回天創案者・回天特攻隊員仁科関夫の言葉です。

末ついに海となるべき山水も しばし木の葉の下くぐるなり
by 剛史 (2012-01-17 11:31) 

mk

剛史さんと同じく、佐藤正久さんのツイートから訪致しました。

私は現在、欧州の西端に居住しています。「国の在りかた」、国外から日本を見る事によって、国内に居たときよりも、更に考えるようになりました。

政権は民衆を映す鏡と言われます。選挙で選ばれた代議士達が行っている政治。それは他国の人からみれば、日本国民が望んでいる政治と思われても仕方がありません。日本は多分、国内の人達が思う以上に他国から(よい方向で)評価されています。先人の方々が培ってきた、信用、信頼。これら、無形の財産は築くは難く、崩れるのは簡単です。

私はこのままの政治が続き、日本が他国の信用、信頼を勝ち取る事が出来なくなる事が心配でなりません。(日本を仮想的として公然と反日教育を行なっているような国との信用関係などは、維持する努力すら無駄ですが)

複雑な事象、問題が絡みきっている昨今を是正するには、逆に単純な規範が求められるのではないでしょうか。「優先事項をハッキリさせて、それに対する有効な手段を、速やかに行使する」「常に全ての事態に対しての準備、想定を行なう」。中谷さんが習志野にいらっしゃった時に、骨の髄まで沁みている事だと思います。自衛官出身とか、右派なのか、左派なのか、は関係なく、中谷さんのような「何が今必要とされているか」を判断でき、それに対する「有効な手段」を計れる方が、国政の場に増える事を期待したいです。(そういう方が増えるということは、国民の政治音痴が改善されたという指標にもなると思うので)

直接の支援を行なう事は出来ませんが、今後のご活躍を祈念致します。

by mk (2012-01-17 13:13) 

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イランとアメリカの関係が拗れてるこの時期を考えると、震災の原発問題と同様、後手に回ってる感があります
素人は素人なりに対応できる部分があるが、ただのバカという人格の問題をさらしている

その点がまず指摘される部分ではないかと思います
by お名前(必須) (2012-01-24 18:11) 

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